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今、ここにある自分と出会う「リトリート」

今、ここにある自分と出会う「リトリート」

あなたはどんな人ですか? 好きなことはなんですか? 今日もいい1日でしたか?

そんなふうに問いかけられた時に、迷いなく答えられる人は少ないのではないでしょうか。それは、自分の気持ちや自分の状態を意識して日々を過ごしている人が少ないということかもしれません。気づくと時間が過ぎていっている。すべきことに追われ、1日を終えて今日がどんな日だったのか、自分がどんな時間を過ごしたかったのか、改めて考えることもない。そんな毎日が続くと、気づかないうちに心がすり減ってしまいます。そしてそのことがわからないまま日常が続いていくかもしれません。一度立ち止まり、今の自分を見つめてみる。自分の気持ちに従って物事を決めていく。そこでもたらされる心の平穏は、より豊かに、エシカルに生きるための道標になるはずです。


リトリートを求める人が増え続ける理由

瞑想、ヨガ、マインドフルネスは、いずれも精神世界と深く関わるものであると同時に、科学的なもの。瞑想は、どんな宗教よりも古くから、ヒトが自然に行ってきたこと。写真は2023年の高野山リトリートより。

 ヨガや瞑想に興味があるという人は少なくないと思います。試してみたことのある人、実践している人もいるでしょう。でも正しい方法を学んで定期的に行っているというケース以外は、なんとなくのイメージだったり、自己流の方法で想像したり試したりしていることが多いかもしれません。

 ごくシンプルに説明するとヨガやマインドフルネスは、心と体を整えて、よりよい瞑想をするための準備のようなイメージでしょうか。いずれも自分と向き合うためのものです。そして、日常を離れた整った環境に集い、正しい方法で集中的に瞑想やヨガをするのがリトリートです。

 現代社会に生まれ出て生きていくうちに、本来の自分自身の状態を忘れてしまいがちなのが今の私たちでしょう。価格や目に見える価値で物事を判断することが普通になってしまいます。すべての事象が、多くの物や人との繋がりを経てここに存在することを忘れてしまう。そうして本来あるべきものを無視した不自然な状態が、心身を擦り減らしていきます。

 「自分と繋がる」「純粋な自分と向き合う」ことは、ヒトとしての基本を取り戻すことです。それはエシカルの原点でもある、自分を取り巻く事象との様々な繋がりを意識して行動することにも結び付きます。エシカルディレクターの坂口真央さんは、その重要性を感じ、瞑想歴20年以上にして1年間で3回のリトリートを体験したといいます。そんな「特別な体験」について、お聞きしました。


エシカルに生きるための瞑想、実践のリトリート

 「ニーマル先生の指導を受けてから、瞑想が本当の意味で自分の一部になりました。毎日瞑想をするのが当たり前。歯磨きや顔を洗うことと同じように、頭で考えることもなく、ごく自然にそれをしているという感覚です」と坂口さん。

 高校、大学時代をアメリカで過ごし、米日で音楽業界やセレクトショップのプレス、アート事業などに携わりながら、2012年よりエシカルをテーマに様々な事業・活動を行っている坂口さん。20代初めから精神世界に興味をもち、自分で勉強して瞑想も続けていました。そんな中、母国ネパールで王族などに瞑想やヨガの指導をするニーマル・ラージ・ギャワリ氏が主宰するSUWARUに縁を得たことから、科学的なメソッドに裏付けられた瞑想の実践が始まります。

 日々の瞑想が充実すると共にリトリートへの興味も深まった坂口さんは、2023年に行われたsuwaruのリトリート3回(高千穂、高野山、ネパール)に、すべて参加しました。

 「それぞれテーマがあり、学びと気づきの4〜8日間。参加者は普段は忙しい方が多く、その日のためにギリギリまで仕事をして、集合場所で出会ってほっとする。その時点で期待と喜びが満ちてきます。そして、自然豊かな素晴らしい環境で、確立された指導のもとヨガや瞑想をたっぷり。座学での学びもびっしりです。志を同じくするスタッフや参加者の皆さんとの交流も得がたいものですし、もちろんひとりの時間や自由時間も十分にあります」。

 コーディネートや企画力も驚くべきもので、一般では入れない聖地で瞑想をする機会なども用意されていたとか。そして参加者のために特別に用意された食事の染み渡るやさしさ、おいしさについても力説してくれました。


体験することでわかる「特別」の意味

日常から離れた整った環境で心身の声を聞き自分と向き合う。それは忘れ難い特別な時間、人生の大切な経験になるはず。

 インドの経典であり科学書であるヴェーダでは、2024年は「繋がりの年」と位置付けられています。心と体が、それぞれの声を受け取りやすい年、真の自分に出会いやすい年ともいえます。ヨガで体を動かし、瞑想や呼吸法で心を整える。それによって心と体が繋がり、魂までが繋がる準備ともなるそう。

 2024年も高野山、ニセコ、インドのリトリートが予定されており、直近の高野山リトリートは5月29日からの4泊5日。ヨガスートラの知識知恵を学び、ヨガの道を通して自分と繋がることがテーマです。最も重要なヨガの経典、説明書といわれるヨガ・スートラの意味をしっかり理解したうえで、実践まで落とし込むためにニーマル先生が指導してくださる貴重な体験。初めての人は基本から学ぶことができ、経験者はより理解が深まって、瞑想やヨガのステージを上げることができます。

 ニセコリトリートは7月18日から5泊6日。うち3日間は言葉を発せず携帯やPCなどのデジタルデバイスをオフにして、自分自身に深く集中を向けるサイレンスを実践します。ニセコの大自然の中、自身が本来もつ力を引き出し、変わっていく、繋がっていくためのリトリートです。インドは10月に予定されています。

 スケジュールはきっちり決まっています。高野山リトリートの例をおおまかに挙げると、早朝起床でニーマルヨガ、瞑想から1日がスタート。朝食後は高野山巡りなど。午後は座学、呼吸法と瞑想、夕食後は自身で学びを復習する時間が設けられています。

 ユネスコ世界文化遺産でもある高野山という地について坂口さんは「私がスーパープロデューサーとして尊敬する空海さんが、今もそこに生きていることを感じる場所。エネルギーの凝縮を感じる清らかな聖地であり、そこにいるだけで感覚がどんどん研ぎ澄まされてきて、清められ癒され、満たされます」と話してくれました。

 坂口さんのお話を伺い、参加者の皆さんの体験談に触れると、日常を離れて集中して自分に向き合うという時間、経験は本当に特別なものなのだと想像します。心身をデトックスして、今まで気づかなかった本来の自分に出会う。それが叶えばその後の日常の思考や行動にも新たなものがもたらされ、エシカルな視野が広がるような気がします。

「suwaru」Webサイト https://www.suwaru.co.jp

「suwaruリトリート」Webサイト 自身を探求する魂の旅路 | suwaru瞑想リトリート

※お知らせ

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