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誰もが笑顔でお菓子を楽しむために、グルテンフリーという選択肢を

誰もが笑顔でお菓子を楽しむために、グルテンフリーという選択肢を

湘南・茅ヶ崎に位置するグルテンフリーの焼き菓子専門店「BONBONS DE K(ボンボンドゥカ)」。
ここでは、国産米100%の米粉にこだわり、きび砂糖とはちみつ、北海道産のバターを使用し、パティシエが丹精込めてフィナンシェやクッキーを一つひとつ丁寧に焼き上げています。

店主の永島さんは、「すべての人に、西洋菓子を気兼ねなく楽しんで欲しい」と語ります。
編集者の視点で食をプロデュースする永島さんに、お話を伺いました。

はじまりは、働く中で感じた自身の経験から


店内では、季節限定のフィナンシェを含め、35種類のフィナンシェを楽しむことができる。

BONBONS DE Kの焼き菓子の大きな特徴は、グルテンフリーであること。小麦粉や白砂糖を一切使用せずに焼き上げられているにもかかわらず、その美味しさはグルテンフリーであることを忘れさせるほど。

店主の永島さんは、「食べたもので自分の体ができていると考えた時、安心してお菓子を楽しんでもらいたいと思った」といいます。働く中で感じた年齢による体の変化や、食事がもたらす体への影響から、小麦を使用しないグルテンフリーの焼き菓子を作ろうと考えたのだそうです。


BONBONS DE K店主 永島かおりさん

永島さん「私自身が食事に気をつけ始めた時、一度小麦(グルテン)を取らない生活をしてみると、体がすごく楽になったんです。人は、自分の体を思いやることをつい忘れてしまいがち。体調を崩すギリギリまで気づかないこともあると思います。でも、毎日を頑張っている人にこそ、活き活きしてもらいたい。頑張る日々のご褒美として、お菓子を我慢するのではなく、安心して食べられるお菓子を作りたいという思いから、グルテンフリーの焼き菓子が生まれました。」

こだわりの材料で丁寧に焼き上げられる、グルテンフリーの西洋菓子

BONBONS DE Kで使用している材料には、細やかなこだわりが見られます。
北海道産のバターで風味を出し、きび砂糖とはちみつで甘さは控えめに。一つひとつ、注文が入ってから丁寧に焼き上げられています。

小麦粉の代わりに使用される国産米100%の米粉の一部には、規格外となりお米として販売できなくなったものを米粉に再利用したものを使用。このように、産業の問題にも目を向けながら、材料選びを行っているのです。


今回、メトロミニッツとのコラボによって誕生したクッキー缶。

永島さん「BONBONS DE Kのクッキーは、サク、ポロッとした食感が特徴です。今回、メトロミニッツ[metromin.]さんとのコラボで、通常とは違う特別なクッキー缶を作りました。表参道や銀座、浅草などの東京メトロの駅をイメージし、石畳のようにサブレタブレットを敷き詰めています。箱を開けた時の高揚感はもちろん、メトロの駅ごとの街や人々の雰囲気を感じてもらえたら嬉しいです。」

誰もが楽しめるグルテンフリーの焼き菓子を届け続けているBONBONS DE K。
永島さんは最後に、魅力的なお菓子との付き合い方について、温かい言葉で語って下さりました。

永島さん「お菓子には、幸せな気分にしてくれる魔法があると思っています。買った時のワクワク感やクッキー缶を開けた瞬間の高揚感があるお菓子は、大切な人への感謝の気持ちをのせて届けることができるものだと思います。味わいを楽しむだけでなく、背景にあるストーリーや思いを少しでも感じていただけると嬉しいです。」

​藤井由香里 Yukari Fujii

京都出身、都内在住。環境問題や日本の文化、ものづくりの背景に興味関心を持つ。 現在は、フリーライター・エディターとして多岐にわたる分野で取材・執筆・編集を行う。
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